MURAKEN 【フォトグラファー】 Blog powered by syncl

震災から



地震と津波、原発。

各地で未だに悲しいニュースが飛び交っています。



今回の災害で、色々なモノが明るみに出たように思います。



政府の対応の甘さ、対応の遅さ、情報の隠蔽。
政府に対する不信感は増すばかりです。

TVの報道は全くあてにならないので、インターネットから情報を拾うしかありません。





そして、もっと身近で感じるのは、人それぞれの価値観の違いです。




もう、これは倫理観の問題なので、何とも言い難いですが、
はっきり言って、今回の災害は非常にネガティヴな出来事です。

何とかポジティヴな方向に考えようとするのはわかるのですが、
これは非常にネガティヴな出来事なんです。


僕は祖父や祖母から、戦争の時の話を何度もされました。
孫である僕に、何度も同じ話をしていました。


「孫の代になっても癒えない傷」


これは、想像もつかないくらい壮絶な体験だったのだと思います。



今回の災害、比べる事なんて出来ないですが、戦争の体験に匹敵するくらいの事だと思います。
ですから、僕達の孫の代になっても、癒えないくらい、非常に深い傷跡を、人々の心や身体に残した事でしょう。

そんなレベルの話ですので、そんな何日、何週間、何ヶ月の話じゃない。
何十年っていう単位の話だと思うのです。
その位、ネガティヴな話です。
悪夢を越えた出来事です。


連日TVでは被災地の模様が流されていますが、家族を失い、悲しんでいる人だけでなく、
壊れた瓦礫の中から必至で家族の写真を探している人もいました。
その人の未来や今だけでなく、過去までも根こそぎ奪っていった震災。
被害に遭われた方々の心情は、想像もつかない悲しみや苦しみで溢れている事でしょう。


そういう部分を理解し、そこから、どう未来に繋げていくか。


でも、皆、人間なんですよ。
感情を持った人間です。


そんな、今すぐ未来の事なんて考えられないはずです。
今を受け入れるのに、精一杯なはずです。

受け入れる事が出来る日が想像もつかないくらい、大きな、大きな苦しみをかかえているはずです。



だから、もっと、そういう部分を、自分に置き換えて想像してあげて欲しい。



色々な考え、意見があるのはわかります。
でも、根本はここになければ。
ワールドカップの時、日本全体が団結したような、ああいうテンションになってしまう。
もう一度言うが、今回の災害は非常にネガティヴな出来事です。

さらに、自分と違う意見を持った相手に対して、過剰に攻撃的になるという二次災害も起きている
ように感じます。
混沌としています。
安全な場所にいる人達が。





命は「数」って単位じゃない。
一つ一つの命は、代わりなんてない。
その事をしっかりと受け止めて、初めて、未来の話をして欲しいと思います。




いつまでも悲しみ、下を向いてはいられない。


でも、今は、急に整理が出来る程ドライではないです。俺は。



良い写真、撮りたいけど、今は、もうちょっと時間が必要です。
























2011-03-14 02:51:44投稿者 : MURAKEN【フォトグラファー】